こんばんは、久留米市のお庭屋さん、e-garden(イーガーデン)の中村穂高です。
当社e-garden(いーがーでん)に外構工事のご相談にいらっしゃるお客様の多くが口にする言葉
「建物にお金がかかってしまい、外構の予算がほとんどないんですよ。」
全てのお客様が潤沢にお金をお持ちではないので、ご予算が限られるのは仕方ないところもあるのですが、
それでも「もう少しは外構に予算を残しておこうよ。」と本音が漏れてしまいます。
銀行さんからお借りするローンの内訳の決定者はもちろんお客様ご自身ですが、
アドバイス的なことをされる人の責任は重大です。
せっかくいいお家を建てたのに、
外構に予算は残っておらず、
駐車場は砂利。道路や隣地からお庭は丸見え。土留はブロックではなく安価な芝。
そんなことになることも少なくないです。
ローンの内訳は
「土地代」+「建物代」+「外構代」+「諸経費」
これらのバランスが大事だと思うのですが、どうも順番的に、
①土地代 ②建物代 ③④外構・諸経費 となっているようで、
① ② が決まって残りで外構・・・。
すると、どうしても外構に予算が残らない仕組みになっているようです。
仕方ないところもありますが、外構のプロとして意見をのべさせてもらうと、
「外構工事」と「土地」は密接な関係 を持っています。
本当は土地を取得する前に、外構のことを一度考えてもらったほうが、お客様のためになります。
ただ、「安かった。」
という理由で「土地」を買わないほうがいいです。本当に。
思いつくままに、その理由を書いていきますね。
まだ土地を買っていない人は参考にしてください。
すでに購入した人は「後悔する」覚悟で、読んでみてください。
① 道路との高低差のある土地 ➔
土留工事に多くのお金がかかってしまいます。 詳細は⇛⇛⇛こちら
② 既存ブロック・フェンスのあるかないか ➔
ない場合は、土地を囲うようにブロックやフェンスを工事するお金がかかります。 詳細は⇛⇛⇛ こちら
③ 古いブロックが高く積み上げられている土地 ➔
今の建築基準法では、1m以上の高さのブロックは施工できなくなっています。(特例はあります。)
そのため、①1m以下になるようにブロックの上部を解体したり、②控え壁を作ったり、する必要があります。
詳細は⇛⇛⇛ こちら
④ 庭石や植木が多い土地 ➔
家付きの土地を購入して、古い家を解体して新しく家を建てるケースのときにあります。
和風のお庭が立派に作ってあり、その庭木や庭石を撤去する場合、大きな金額がかかります。
詳細は⇛⇛⇛ こちら
⑤ 必要以上に広い土地 ➔
庭や外構を作り込む予算がない場合、草むしりが大変な庭になります。
詳細は⇛⇛⇛ こちら
⑥ 旗竿地 ➔
敷地内で車が転回できるようにしたり、四方の隣地からの視線対策(目隠しフェンス)をしたり、
一般的な土地より、外構にお金がかかります。 詳細は⇛⇛⇛ こちら
普通に外構工事をするのにもお金がかかりますが、
上のような土地を買ってしまうと外構工事代が極端に跳ねあがることがあります。
(上のような土地がダメということではないです。上のような土地だと、「外構工事が一般的な土地より、余計にかかってしまう」ということです。誤解のないように言っておきますが。決して、そのような土地が悪いわけではないです。)
私も土地を買い、家を建てた身なので、わかるのですが、
「いいかも」という土地が見つかって、不動産会社に仮押さえすると、
「1週間以内に返事をください。」
「他にも購入を検討している人がいる。」
と言われます。
ほんとかどうかわかりませんが、
そうなると外構工事や家そのものもよく検討する時間もなく、返事をすることになってしまいます。
それが不動産屋さんの商売なんでしょうけれど、お客様のためになっているかと言えばそうじゃないんですよね。
土地と外構工事は密接に関係しているので、
土地取得前によく検討されることをお勧めします。
今回文字だけの長文になってしまいました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
上記の①~⑥については、詳細を書きます。絵付きで。
そちらも参考にしてみてください。