浮遊感のある階段、ステップ  エクステリアに高級感を出す技

こんばんは、久留米市のお庭屋さん、e-garden(イーガーデン)の中村穂高です。

今の時期、エクステリア業界では、各メーカーさんの施工コンテストの締切が集中します。

私もいくつかの施工物件を応募する予定で、今、どの写真を応募するか選定中です。


去年、おととしの施工コンテストの冊子を改めて見返してみると、年々そのレベルがあがっていっていることに驚きます。

ずーっと見ていくと、特徴が見えてくることもあって、

蹴込(けこみ)のある階段を使った施工物件が増えてきているように思います。
(正確に数をかぞえたわけではありませんが、)

蹴込とは・・・、

階段の踏み板(足を乗せる部分)に対し、蹴込板(立ち上がり部分)が内側に引っ込んでいるときにできる
くぼんだ部分のことです。



蹴込とは
わかります?
画像が小さくて申し訳ないです。


階段断面
断面で見ると、
この部分になります。
私も、過去に施工したことがあります。
蹴込のある階段
蹴込部分があるのがわかりますか?

職人さんに言わせると、
めちゃくちゃ手間がかかるとのこと。
確かに、下地の作るための枠、タイルのカット、貼り手間、目地詰め、
単純に考えても手間が倍になりますね。

けれど、蹴込部分に影が落ちて、階段に立体感が出ていい感じになります。
蹴込のある階段
こちらは、私のお客様ではないのですが、蹴込部分のある階段です。
踏面部分と蹴上部分の色を変えてるので、立体感もあり、視認性も高くなっています。



インターネットで、画像を探しているときに、
わかりやすい画像がありました。


蹴込のあるなしを比較

左側が蹴込のある階段

右側が蹴込のない階段


蹴込があると高級感が出てきます

階段最上段の上部にある照明のせいか、影が落ちて、宙に浮いてるように見える、浮遊感が出てきます

これが高級感を演出するんでしょうね。




浮遊感のある、蹴込のある階段。

これから増えていくんでしょうか・・・・?