こんにちは、久留米市のお庭屋さん、e-garden(イーガーデン)の中村穂高です。

台風8号接近しております。

私は、事務所で仕事をしていますが、
現場サイドでは、『養生』のために忙しくしております。



『養生』・・・・・、

「ようじょう」と読みます。



この「養生」という言葉、
この仕事についたときに、意味のわからない言葉のひとつでした。

コトバンクによると、


① 生活に留意して健康の増進を図ること。摂生。「酒やタバコをひかえ、つね日頃から養生している」
② 病気の回復につとめること。保養。「転地して養生する」
③ 打ち込んだコンクリートやモルタルが十分に硬化するように、低温、乾燥、衝撃などから保護する作業。
④ 家具の運搬や塗装作業などの際に、運搬物や周囲の汚損を防ぐために布や板などで保護すること。「養生シート」


とあります。

エクステリア業界でいう「養生」は、③と④の意味。

③と④は専門性が強い気がします。

①と②は、一般の人も使うでしょうけれど、20代の若い人が健康や体に気遣って「養生」とか言わんでしょ。
(↑言い訳)

知らなくて当たり前(?)です。たぶん。



では、エクステリア業界で言う、「養生」を具体的に説明します。


まずは③のコンクリートの保護を目的として養生。



コンクリート養生
コンクリートが固まるまでの間、
カラーコーンとトラバーで囲い、不用意に人が入ってきて、足跡がつかないようにします。

こう囲っていても入ってくるときあるんですけどね。





④の塗装作業のときの、まわりの汚損については、


コーキング
施工箇所のまわりに、必要以上に材料がつかないように、保護します。

緑色のテープが、「養生テープ」と呼ばれるものです。
マスカーとブルーシート
養生テープの他に、
ブルーシートや、マスカーも養生にはよく使います。

マスカーとは、布テープと養生シートが合体したようなもの。
上の写真の建物基礎部分に貼ってあるものです。
テープといっしょになっているので、立ち上がりの部分の養生には重宝します。



コンクリート打設のときにも、枡や点検口、止水栓を養生します。



点検口の養生
このように養生テープを貼っておくと、セメントの付着を防ぐことができます。



逆にこれをしておかないと、



養生をしないと
このように、蓋にセメントが付着して汚くなることに・・・・。

付着したあとに掃除することもできますが、まずはつけないこと。





道路にもついても同様に、




道路養生
ダンプトラックから、材料(土や砂利、クラッシャラン)を下ろすときに、いくらかこぼして汚してしまうことがあります。

そうならないよう、ブルーシートで養生します。



道路の養生をしておかないと
シートを敷いておかないと、こぼれるからですね。

前面道路に関しては、
ダンプから下ろすとき以外でも、くつについた泥よごれで、汚してしまうので、
その日の作業が終わったあとに、水を流して前面道路は清掃をするようにしています。



養生については、汚れから保護することだけでなく、
「見た目をよくする」効果もあります。





道具の養生
職人の道具は、一箇所にまとめておき、ブルーシートをかけるように指示しています。

きちんと片付けされていると、見た目もいいし、この人だったら安心、任せられるな。って思います。

(ああああ、自分で書いてて、心が痛い!



エクステリア業界で使う「養生」はこんなところでしょうか。
他にもあるかな?



現場において、

「養生は大事」

これは動かぬ事実。


私たちも徹底はできていませんが、自分たちもちゃんとして、職人にもしてもらって、
よりよい現場を、よりよい作品を目指していきます。

がんばんべー!!!


養生 養生 養生 養生 ようじょう ようじょう ようじょう ようじょう
じょう じょう じょう じょう じょじょ じょじょ

JOJO ・・・・・。