2013/5/20 雑木林と8つの家 雑誌に掲載されました

久留米市のお庭屋さん、e-garden(イーガーデン)の中村穂高です。


先週、私の大学の先輩が関わったプロジェクト『雑木林と8つの家』が雑誌に掲載された とお話しましたが、
今日は、その中身についてご紹介します。

最近では、外構、お庭の計画に雑木の庭をご希望される方も増えてきましたが、
個人、個人宅の話で、まちなみや、通りの景観 というスケールまではなかなか到達していません。

こちらのプロジェクトの造園設計を担当された、有名な『高田造園設計事務所』の高田宏臣氏の本を見ても、
個人宅でのすばらしい雑木のお庭の写真はあるのですが、
ある程度大きなスケールでの雑木の庭、雑木のまちなみ というのはなさそうです。




やはり、イチ造園屋さんだけでは難しいのでしょうか?

そのような中、今回のプロジェクトは、不動産屋建築家造園屋 との3者のコラボでできたプロジェクトになります。

5.20zouki01

8つの宅地の分譲計画なのですが、
碁盤の目状で、敷地の形が長方形になる、区割りではなく、
建て方によっては隣地の家との距離適度に保たれるようになっています。


お隣さんの家の窓の位置が近くて目隠しをつけたい と希望される方はほんとに多いですので、
お隣さんとの家の距離を意識したプランニングに感心します。

不動産屋さんの立場からすれば、
碁盤の目状に長方形になるよう、区割りしたほうが、手間やコストはかからず効率はいいのでしょうけれど、そこをあえて取り組むところが、
不動産屋さんの意識の高さが伺えます。


『各住宅地に植えられた植栽が互いに借景になるという構成なのだ』
(雑誌より抜粋)

なかなかいいコンセプトですね。


私たちも、そんなプロジェクトに関われるようがんばっていこう!と気持ちがメキメキおこってきます。


おりゃ!

ちなみに私の大学時代の恩師の名前も掲載されていました。
5.20zouki04