2014/5/27 水鉢作って、植木にお水をあげましょう

こんばんは、久留米市のお庭屋さん、e-garden(イーガーデン)の中村穂高です。

日に日に暑くなってきましたね。

今年もこの季節がやってきたな。といった感じです。
まだまだ5月ですが、今年の夏は暑くなりそうです。

夏に入るこの時期は、現場の職人さんにとっては、日差しに体力を奪われる、大変な季節になってきました。
(私は個人的には夏は好きですが、)

体が暑さに慣れていないこの時期は熱中症にかかりやすくなるので、
気をつけないといけません。


それは、人間だけでなく、植木だって一緒です。
植木も生きてるんですから。


というわけで、この時期にふさわしい、効率的なお水の上げ方をお教えしましょう。

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みなさんの植木の足元はどんな感じですか?
フラットですか?平坦ですか?

植木にお水をあげようと、この平坦なところに、お水をかけると・・・

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ダバダバ ダバダバ・・・・・・

と、まわりに広がっていきます。
これですと、お水が土の表面を流れていき、根っこに届くのが少なくなります。


そこで、

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こんなふうに、根本のまわりに、土でダムを作ってあげます。
造園用語で、これを『水鉢』といいます。

ここに水を注ぎます。

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水鉢に水をためます。
こうすることで、水が広がらず、ゆっくりと土の中に浸透していき、根っこに十分行き
届くことになります。

断面のイラストを描くとこんな感じ。


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伝わっていただけますか?

水鉢にためた水が、ゆっくりたっぷり、根っこまで届くというわけです。


水をあげてるけど、弱ってきてる。と思った方は、こちらの水鉢を試されてみてください。

これからさらに暑い時期に入ると、植木ものどが乾きます。
植木にたっぷり、お水をあげてくださいね。