旗竿地 も、

外構工事に余計にお金がかかってしまいます。



まず、旗竿地がどんなものかと言うと、
下図のような形をした敷地形状になります。
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ネットで調べると、
「出入口となる通路部分が狭く、その奥に家の敷地となる部分が存在する形状の土地のこと。
のぼり旗のような形をした土地のこと。」

とあります。

旗竿地は、一般的に土地代が安く設定されています。
坪単価が安いとお得に感じます。

ここで、ローンの内訳をおさらいしましょう。

ローンの内訳は、
「土地代」+「建物代」+「外構代」+「諸経費」

です。
旗竿地で、「土地代」が安くなれば、全体の金額も安くなり・・・・・・・   そうです。


しかし、外構のことも考えるとそうでもなく、一般的な外構工事より高くなりがちです。

理由は、

①車の転回スペースが必要で、そこもコンクリートなどで舗装すると金額アップです。
  (上図参照 黄色の線が車の動き、この部分も舗装が必要)
 出入り口となる「竿」の部分も舗装するとさらに金額がアップします。
 舗装しない場合、草むしりなど、メンテの負担がかかります。
 
②敷地面積に対し、隣地との境界線が長いので、
 土留のブロックやお隣りとのしきりのフェンスにお金がかかる。

③隣地に囲まれた土地になるので、プライバシーを確保しようとすると、
 目隠しタイプで、背の高いフェンスをつける必要があり、ここでも金額アップ。

④出入り口の竿の部分に、生コン車が入っていかない場合は、土間コン打ち
 を一輪車で往復する距離が長くなります。
 工事会社によっては、追加料金が発生するかもしれません。


外構工事に関しては、金額がアップする要因が以上のようになります。
他にももっとありそうですが、



旗竿地という理由で、
土地代(坪単価)は安くなります。
しかし、外構工事代は高くなりがちです。

今回は、「土地と外構」という点で、比べてみましたが、

建築工事金額、使い勝手(機能面)、その土地の利便性、なども合わせて、トータルで考えないといけません。


何がお得かは、購入する人の判断基準によります。


土地と外構工事は、密接な関係があります。

このことを土地取得の前に、検討されることをお勧めします。



何回かにわけて、『土地と外構工事』 というテーマで書いてきました。
参考になりましたでしょうか。

土地を新たに取得し、マイホームを構えようとがんばっているあなたが、
後悔しない家づくりができるよう、祈っています。