ローズガーデンで学んだこと

こんにちは、
久留米のお庭屋さん、e-garden(イーガーデン)の中村穂高です。

今日は、ある新聞記事のご紹介。

ローズガーデンに学んだこと


会期中は20万人以上もの方々が訪れ、会場は熱気に包まれます。
私自身も以前は、バラの何がここまで人を惹きつけるのだろうと不思議に感じていたのですが、いざ自分もバラ作りを始めててみて、よくわかりました。

家を建て庭を造ったときに、もうバラの問題は始まっていました。
バラにとっての命は、まず土がすべてと言ってよいと思います。
もちろん排水や日当たり、風通しなどの好条件も必要です。
つるバラであれば壁を伝わせたり垣根に這わせたり、テラスに絡ませていったりと出来上がりを思い描いて、
それは頭を悩ませます。一方病害虫や管理にも気を使います。

それが花の季節ともなれば、香りよい花をいっぱいつけてくれて、日ごろせっせと世話を焼いた賜物と、
感動し、誇らしく思います。
人に見てもらいたいし、苦労をつい語ってしまいます。
同じように感動してくれないかなと思ってしまうのです。

夫婦で手入れの手間と楽しさをともにすると、花の季節には同じ狭い庭の景色なのに毎日何度眺めても飽きません。
毎週日曜日には、針金とビニール帯を持ち、テラスの下にバラを伝わせ添わせたものです。
そのうち、テラス一面の屋根がバラのツルで覆われてしまいました。
庭先にはバラを主役としたときに脇役にいいジギタリスやルピナスなどの宿根草を混植するとイングリッシュガーデンの写真集に出てくるような景色を演出できます。

この庭造りで私が学んだのは、庭は買うものではなく、ひとときで作ってしまうものでもないということ。

大切なのは季節ごと、年を重ねるごとにガーデンの表情は変わっていくという自然観です。

家内と二人で石やセメントの塊、また山土を掘り起こし、家との境から2年かけて土つくりからしたガーデンでした。

ただし本来なら、庭は専門の方と家を建てる前から手掛けるべきでしょう。
庭の設計の基本は土木だからです。
ガーデンのデザイナーさんは家と庭の幸せな暮らしを提案してくれる人。
家庭菜園やバラ、花壇、山木、宿根草、花作りなど、趣味の手がかりをぜひいくつも仕掛けておいてもらいましょう。
幸福な時間を家族と長く一緒に過ごしたいものです。

株式会社タカショー
代表取締役社長 高岡伸夫 



庭はプロに作ってもらってそれでおしまいではなく、
年を経て育てていくもの。

いつまでもステキなガーデンライフ♪

をモットーにしているe-garden(いーがーでん)としては、通ずるものがあります。

がんばろ!!