ドイツのマルチン・ハイデッガー氏が
次のような言葉を残しています。
「今日、英訳を通じて、
初めて東洋の聖者、親鸞を知った。
もし、10年前に、
こんな素晴らしい聖者が
東洋にあったことを知ったなら、
私はギリシャ語や、ラテン語の勉強もしなかった。
日本語を学び、親鸞聖人の教えを聞いて
世界じゅうに広めることを、
生きがいにしたであろう」
世界的に偉大な哲学者に
ここまで言わしめるのですから
親鸞聖人の偉大さがわかります。
約800年前、京都にお生まれになり、
90歳まで長生きされた親鸞聖人は、
今日、世界の光といわれています。
それは親鸞聖人の教えていかれたことが
人類にとって最も大切で、
素晴らしいことだからです。
では、90年のご生涯、
聖人はどんなことを
教えていかれたのでしょう。
教えの中に「難度海」という言葉が出てきます。
「難度海」とは、
生きていく苦しみの人生を
海に例えて言われたものです。
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空と水しか見えない海で、
押し寄せる苦しみの波に翻弄されながら、
夫や妻、子供、金や財産、地位や名誉などの
丸太ん棒や板切れ求めて、
必死に泳いでいるのが
私たちだそうです。
何かを頼りにし、
依存しなければ生きてはいけない。
しかし、風や波に悩まされたり、
すがった丸太ん棒に裏切られ、
潮水のんで苦しんでいる人、
おぼれかかっている人、
あるいは溺死していく人の
なんと多いことか。
そんな人たちに、
懸命に泳ぎ方のコーチをしてくれるのが、
政治、経済、科学、医学、芸術、
文学、法律などでしょう。
でも泳ぎ方を教わったとしても
それで難度海から逃れることは
できないのです。
肝心の泳ぐ方角がわからなければ
人は救われません。
何のために生まれてきたのか、
何のために生きているのか、
なぜ苦しくとも生きねばならないのか、
行く先を知らずに泳いでいる人は、
やがて力尽きておぼれるだけです。
目的を知らずに生きている人は、
死ぬために生きているようなものです。
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人生でいちばん大切なことは
目的を見つけることなのかもしれませんね。
ところがこれがそう簡単なことではない。
見つからないが故に
悩み苦しんでいるのでしょう。
目的をしっかりと持ってる人は
誰が見ても生き生きとしています。
目的が『夢』であったら理想ですよね。
夢に向かって頑張ってる人は
キラキラと輝いて見えます。
あなたは『夢』をしっかりと持ってますか?