年末気を引き締めて

慌ただしくも、気が緩みそうなこの時期に、喝をいれられるような言葉が目にとまりましたので、みなさまにも。
気を緩めることなく、一年を締めくくりたいと思います。 松尾


【いつも颯爽とした気分でいること】3015


藤尾秀昭氏の心に響く言葉より…


以前、ある経営者に、人生で一番大切なものは何かと尋ねたことがある。

その人は「それは自分にもわからないが、こういう人は絶対に成功しないという条件はある」と答えられ、次の四項目を挙げられた。


一つは、言われたことしかしない人

二つは、楽をして仕事をしようとする…そういうことが可能だと思っている人

三つは、続かないという性格を直さない人

四つは、すぐ不貞腐(ふてくさ)れる人


省(かえり)みて、深くうなずけるものがある。

多くの人生の達人が教える人間学のエキスは、いつ、いかなる状態においても、常に精神を爽(さわ)やかに奮(ふる)い立たせることの大切さである。


精神爽奮(せいしんそうふん)。

いつも颯爽(さっそう)とした気分でいること。

そこに幸運の女神もほほえんでくるということだろう。


『人生の大則』致知出版社






「言われたことしかしない人」は、気づきの少ない人。

気づきや好奇心がないから、自ら動こうとはしない。

指示待ち人間でもある。

リーダーとは最も対極にある人。



「続かないという性格を直さない人」は、忍耐や我慢が出来ない。

よき習慣を身につけることこそが続けるコツ。

どんな凡人も、長く続けることができれば、本物になる。



「すぐ不貞腐(ふてくさ)れる人」は、自分が甘えていることに気づかない。

不貞腐れることによって、自分の欲求を、言わなくても分かってほしいとアピールする。

だから、気に入らないことがあると、すぐに不貞腐れる。



「精神爽奮すれば則(すなわ)ち百廃倶(ひゃくはいとも)に興(おこ)る」(呂新吾)


精神がさわやかになって奮い立てば、多くのものが一斉に健全さを取り戻す。

その反対に、身体が弛緩(しかん)すれば、すべてに緩(ゆる)みが出て、ダメになっていく。


「いつも颯爽とした気分でいること」は、とても大事だ。