変革とはなにか大きなことをドラスティックにものごとを推し進めるイメージがありますが、

先代からよく、「小さな火種をたくさんつくりなさい。その火種がたくさんあつまったときに大きな火になる。」とおしえてもらいました。

まさしくそうだなとおもいます。

では、小さな火種をどこからつくろうか。と考えた時に、

だいそれたことはできないけれど、なにか小さなことを継続しよう。

ということで、ほんとに些細なのですが従業員通用口の下駄ばきだけは綺麗にそろえようと思い立ち、実行しております。

これがやりはじめると、並んだ間隔やら上下のズレなどものすごく気になるようになってきます。

いや、下駄そろえマイスターとなるべく日々努力するのですが、なかなかにフリーハンドで綺麗にそろえるのは難しいのですよ(笑)

しかしですね、己の未熟さを通関するわけです。たったこれくらいのこともできんのかと。。。。。

いやまてよ、一つのことをとおして得られるものは、そう、下駄そろえの効用はまさしく、謙虚の心をはぐくむことにあるのではないかと悟ったのです。(悟ったとか言う時点で謙虚なのかどうかわかりませんが、、、、。)

「草履取りを命じられたら日本一の草履取りになれ。 そうすれば誰も君を草履取りにはしておかぬ。」

とは、阪急電鉄や阪急百貨店、宝塚歌劇団など多くの事業を生み出した実業家である小林一三氏の言葉です。

仕事には雑用や、やりたくは無いけど仕方なしにやらざるを得ないものもあると思います。

しかし、腐らずに、自分が与えられた仕事をどうやったら一番良く出来るかを考え実行する人と、ただ単に無難にこなす人では大きな差が出来てくるのではないでしょうか。


たまに社長から無茶ブリされたら、じゃ焼肉でお願いしますという交換条件をだすことを秋も近いし、ちょっとだけ控えておこうと思う松尾でした。