2011/2/25 かっちょいい和風庭園のモダンな結婚式場

こんばんわ、e-gardenの中村穂高です。

先週土日とお休みをいただき、友人の結婚式にいってきました。

その友人というのが、私が大学で建築を勉強していたときの友達。
そのときから、建築バカでなかなかセンスのいい友人でした。

そんな彼が人生最大の晴れ舞台に選んだ式場が、かっこよかった。

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このモダンな外観。

ソリッドでマッスなこのフォルムには、どんな建築的仕掛けがあるのか?
入るのが楽しみになるわけですよ。



中に入ると、
披露宴会場とチャペルの間に広がる和風庭園。
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反対側から見るとこんな感じ


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昼バージョン


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夜バージョン


いいですねえ。
かっこいいですねえ。

画像はなかったのですが、
スリムモザイクタイルをランダムに貼った滝もありまして、
スリムモザイクタイルではじける水の様がかっこよかったです。

われわれの仕事で水を使うのは、たいへん慎重な工事が求められるので、難しいところではあるのですが、
いつかはこんなことやってみたいと思わせる出来栄え、仕掛けに驚嘆でした。




さらに中から見ると、

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全面ガラス貼りで、高砂の背景に広がる和風庭園、
さらにその奥のガラス貼りのチャペル。

和風庭園もチャペルも挙式の時にだけに使われるのではなく、
披露宴のあいだも、≪見せる≫役割を果たしています。

こんな解放感あるれる披露宴会場、贅沢ですねえ。



最後に私が一番目を引いた建築的仕掛けがこちら。


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階段の背景にある、黒と白の2枚の壁。
手前の黒の壁にところどころスリットを入れ、そのあいだに間接照明をいれて
光のラインを作りだしています。

これ、

ただの光のラインじゃないんですよ。

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わかります?

これ、光のラインの竹林なんですよ。

写真じゃ伝わりにくいですが、幻想的でした。
その仕掛けがニクい。

間接照明を使うことは、今日の建築(インテリア)でもエクステリアでもよくあることですが、
ただ使うのではなく、仕掛けによって産まれる光を造形的に扱うところが巧い。
遊び心満載な、発想の豊かさがすごいですね。


建築を計画するときから、この演出を狙っていたのでしょう。
見事に和モダンというコンセプトを意識したつくりです。


エクステリア、お庭作りにおいても、もっと照明の使い方を工夫したい、
と改めて思いました。
そして
クソー!
と、悔しくなります。
いつか、こんなアッ!!!  と言わせられるような仕事がしたい。

エクステリア、お庭作りの途(みち)は、奥が深い。
まだまだ修行、これからも修行です。


あ、(忘れるところだった)
TAB、結婚おめでとうー