樹脂デッキの温度上昇を比較してみた。結果発表

こんばんは、久留米市のお庭屋さん、e-garden(イーガーデン)の中村穂高です。

先週末に行った、樹脂デッキの温度上昇の実験。

今日はその報告をします。
樹脂デッキの温度を計測
結果の前に、目的を再確認。


天然の木でできたウッドデッキに比べ、
樹脂デッキは、『熱くなる』という特徴があります。

色あせ、塗替えを必要としないこと、割れやささくれができないこと、
天然木のウッドデッキに比べ、メンテナンスの点ではメリットの多い樹脂デッキですが、
夏、熱くなる と言われています。


そこで今回、樹脂デッキの熱くなりやすさを比較しようと思っての実験です。



まずは結果から


樹脂デッキの実験結果

数字が見えにくいですね。

クリックすると、大きく表示されます。

今回比較したのは、各メーカーさんの樹脂デッキ、
天然木のウッドデッキは、タカショーさんのタンモクウッド、エクシスランドさんの ウリン、

あと、ついでに、

タカショーさんのタイル、セラシリーズ

人工芝パイル長40mm  と 20mm

アスファルト



夏場熱くなるのは、樹脂デッキに限りません。
タイルも熱くなります。
人工芝も熱くなります。

それぞれガーデン工事によく使われる素材です。

それらをアスファルトと比較してみます。

ここの数字をよく見てみると、
見えてくるものが多いです。



私が気づいたことは、
① 天然木のウッドデッキと、樹脂製のウッドデッキは、変わらない。
  一般的に樹脂製のウッドデッキは熱くなると言われてきていますが、各社改良を重ねてきていて、今は天然木と変わらないレベルまできているようです。

② 同じメーカー、同じ商品なら、色の濃ゆいほうが熱くなる。
  ただし、黒と濃い茶色は変わらない。
  これは、当たり前のことですが、濃ゆい色のほうが熱を吸収しやすいので、熱くなります。

③ メーカーでの違いはない。
  リクシルさん、三協アルミさん、四国化成さん、タカショーさん、YKKさん、 比較したけれど大差ないです。

④ タイルが一番熱くなりにくい。
  ウッドデッキとタイルテラスで迷われている人がいたら、比較材料のひとつになるかもしれません。

⑤ 人工芝はアスファルトより熱くなる。
  真昼の時間帯で、人工芝とアスファルトを比較してみるとわかります。人工芝はアスファルトより暑い。
  ただし、アスファルトは、夕方ゆっくり温度が下がっていくのに対し、人工芝は割と早く下がる。
  15時以降は、アスファルトより人工芝のほうが温度が下がっています。




私が気づいたところはそんなとこでしょうか。

ま、実験といっても1回だけですので、精度は高くないとは思います。
けど、そんな大きく変わらないと思いますね。



やってみると見えてくるものがありますね。

次は何を実験してみようかな?