目地の押さえ方、「守・破・離」 モデルガーデンから・・・

こんばんは、久留米市のお庭屋さん、e-garden(イーガーデン)の中村穂高です。

10月に行った、京都のディーズガーデンさんの研修から。

モデルガーデンを見せていただきました。


モデルガーデン
その空間を肌で感じることもよかったのですが、
やはり、私たちは工事会社。
施工方法といった細かい部分が気になります。





モデルガーデン
モデルガーデン内部
石材が貼ってあるのですが、その目地がラフに仕上げてある。




ラフな目地
私たちが工事するときは、
目地をきちんと押さえて、石材の面と同じ高さになるようにします。

ですが、
こちらの目地は、ラフに仕上げてありました。

けど、それが自然な感じでよかったです。





モデルガーデン
レンガのところも・・・・・

目地材を詰めたときのそのまま  です。


モデルガーデン
押さえてないので、ラフさが目立ちます。



私たちは、目地をきっちり押さえるのが当たり前でやっていますが、
こんなふうに、目地をラフに仕上げている施工方法が新鮮に感じます。
ナチュラル です。

こんな自然な感じは見よう見まねでは、簡単に出せない気がします。









『守 破 離』  

という言葉があります。

「守」 は、師や流派の教え、型を忠実に「守り」、確実に身につける段階。

「破」 は、良いものを取り入れ、自分にあった型を作り、今までの型を「破る」段階。

「離」 は、師や流派から「離れ」て、自分なりの表現をする、新しいものを確立する段階



目地の押さえ方ですが、

このラフさは、「離」の段階にたどりついてます。



私みたいな者が、解説するのもおこがましいんですけどね。

勉強になるわー。