先日、友人が出店する「建築展」を見にいってきました。
展示方法がおもしろい
こんばんは、久留米市のお庭屋さん、e-garden(イーガーデン)の中村穂高です。
大分県大分市
アートホール
建築家、磯崎新氏の設計によるものです。
内容もさることながら、私が興味を持ったのは、その展示方法。
私たちがよくやる展示方法は、
自分の作品の写真をラミネートやファイリングして写真を見せる
というのが一般的。
けど、この建築展では違うんだな。
角材をランダムにならべ、(いや実はランダムではなく、設計者の計算された意図があるのかも。)
その天端に作品を設置している。
こんなふうに。
作品を見せればいい というわけではないんです。
こちらも
パネルを並べているのだが、その土台には、
おそらく、建築現場で出る角材を再利用しているのでしょう。
角材に切り込みを入れて、そこに展示物のパネルをはさみこむ。
お金をかけずともできることはあるんだよな。
こちらもおもしろい。
天井から吊るされた U.F.O.のようなもの。
その下に土台が置いてある。
実はこのU.F.O. 円盤の内側に作品の写真が並べられており、
下の土台に乗って、見る というもの。
この写真でわかります?
また、作品の写真の奥には、四国のどこだったかな?平野のパノラマ写真が広がっており、
この地域での作品というコンセプトとなっています。
一人ずつしか見れないし、土台に乗って、この円盤の中を覗いている様は、外から見ると絵的におかしいけれど、
きっと見た人の記憶に必ず残るでしょうね。
「へえー、こうやって作品を見せるんだ。」的な。
e-garden(いーがーでん)でも、たまに大川の家具屋さん、I.D.F.さんで、展示会、お庭の相談会をしていますが、
こんな、シャレた展示の方法はしていない。
けど、やったらおもしろいんだろうな。
友人も、この展示会のために、通常業務を1週間止めたって言ってたもんな。
おもしろいことをするためには、それなりの時間が必要。
今のe-garden(いーがーでん)スタッフで、それだけの時間を捻出するのは大変だな。
展示方法も含めて、刺激的で、元気をもらえた、「建築の展示会」でした。