2014/10/29 排水計画あれこれ 土間コンクリートに雨だれ汚れをつけないために

こんにちは、久留米市のお庭屋さん、e-garden(イーガーデン)の中村穂高です。

昨日のブログで、
土間コンクリートに溝をつくり砂利を入れて、カーポートの縦樋からの雨で土間コンクリートが汚れないように施工した現場をご紹介しました。

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雨樋からの雨が土間コンクリートの上を流れてしまうと

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こんな汚れや

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こんな汚れになってしまいます。

わりと、私は、この雨だれ汚れができないように、
プランニングをしています。

久留米市N様邸でも、カーポートの柱をコンクリートで囲まず、柱のまわりを
砂利にすることで、

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縦樋からの雨が砂利のところに落ちて、コンクリートを汚れにくくしました。

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みやま市瀬高のH様邸のカーポートでは、

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下の写真のように、コンクリートの中に塩ビ管を埋め込み、
カーポートの縦樋と直結させました。
これで、カーポートの屋根の雨は、縦樋を通じて塩ビ管の中にもぐり、
土間コンの下を通って、道路の側溝へと排出されます。
これで、土間コンには雨だれ汚れはつきません。

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鳥栖市のN様邸では、ガーデンラウンジcocomaをつけたのですが、
腰壁とタイルテラスの間にすきまを設け、
雨樋を流れてくる雨がタイルの上にのらないようにしました。

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雨樋から流れてきた雨は地被植物のあいだを通って、上の写真右奥の
雨水枡の蓋へと流れていきます。



久留米市S様のサイクルポートでは、

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こちらも土間コンクリートの中にもぐりこませます。

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サイクルポートの雨樋と塩ビ管を地面の中でつなぎこみ、

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塩ビ管を通って、建物の縦樋へとつなぎこみました。

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この縦樋は、もともと近くの雨水枡に地面の中につながっていますので、
縦樋からの雨水といっしょに、雨水枡の中へと流れていきます。

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これで、土間コンは汚れにくくなります。

雨どいからの汚れを気にされるお客様はいらっしゃるからですね。


こーんな工夫をしながら、できるだけ土間コンが汚れなくてすむようあれこれと考えております。

あれこれ考えなければいけないのは雨樋だけではないので、プランニングは大変なのですが、プランナーとしての腕の見せどころ、と言いますか、がんばりがいのあるところですね。

がんばるぞい!  うりゃ




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