独立基礎ブロック仕様のフェンス

こんにちは、久留米市のお庭屋さん、e-garden(イーガーデン)の中村穂高です。

昨日に引き続き、フェンスの話。

ブロックの上に立てられるフェンスの高さは、1.2mまで。
ブロックとフェンス、合計の高さは、2.2mまで。

と話ました。
これは、ブロックの上にフェンスを立てるときの話。

地面からフェンスを立ち上げる場合は、また変わってきます。
むしろ、そっちのほうが高くすることができます。


地面からフェンスを立てる場合、気になるのが、その基礎の部分。
基礎とは、地面の中に埋まる重りみたいなものです。



独立基礎ブロック

こちらが地面の中に埋め込む前の『独立基礎ブロック』
写真の独立基礎ブロックの
大きさは、縦横18cm  高さは45cm あります。


これ以外にも様々な大きさの「独立基礎ブロック」がありますが、
これが一番よく使うサイズですね。


独立基礎ブロックの穴
この独立基礎ブロックには中央に穴があいており、
ここにフェンスの柱を立てることができるようになっています。
独立基礎ブロック施工
施工するとこんなふうに
地面の中に埋め込まれます。


この「独立基礎ブロック」を使うと、
ブロックの上にフェンスを立てるより、より高く、フェンスを工事することができます。

では、具体的に見ていくと。


まずは・・・・・、
タカショーモクプラボード
タカショーさんの モクプラボード。
モクプラボード柱長さ
高さは「H2400」とあります。

地面から2m40cmの高さまで  です。
次に・・・・



モクプラユニット
タカショー モクプラユニット。


モクプラボードは、柱に板材を貼っていくものですが、

このモクプラユニットは、
モクプラボードがユニット化されているもの。
現場での施工は楽で早いですね。
モクプラユニット柱
こちらは「H30」とあります。

サイズL3670  とも書いてあります。

地面の中への埋込深さが670mmくらいあるんでしょうね。
地面から飛び出す長さは3mくらいです。 
次に、エクステリア業界、最大手のLIXILさんの商品。



LIXIL 3段柱
フェンス本体を上中下と3段組み合わせて高さを出す商品です。
LIXIL 3段柱詳細
こちらは、『2900用』

2m90cmまでいけそうですが、正確には、2m84cm5mm  。

細かい話になりますが、
2m90cmには、5cmほど足りません。

LIXIL アルミ多段柱
アルミ多段柱

こちらも、
フェンス本体を上中下と3段組み合わせる商品です。
LIXIL アルミ多段柱詳細
「T-30」 と書いてあるので、3mまでいけそうですが、

正確には、「H=2883.5」とあり、

2m88cm3mmです。


最後にEXIS LANDさんの商品から




EXIS LAND Eウッドスタイル
EXIS LAND Eウッドスタイル。

アルミの柱に、樹脂製の板材を貼っていくタイプのものです。
EXIS LAND Eウッドスタイル柱
「 柱GL上 許容寸法(mm)    2500  」 とあるので、

地面から2500、2m50cm  の高さまでいける ということになります。


3つのメーカーさんを見てみましたが、

アルミの柱に板材を貼るタイプのものだと、地面から2m50cmまで。

アルミの柱にユニット化されたフェンスを何段か貼るタイプだと、地面から約2m90cmまで。

ということみたいです。


(まだメーカーさんは多くあるので、調べたらまだ高くまでいけるものもあるかもしれませんね。)


結論

フェンスの高さは、
ブロックの上に立てるより、
独立基礎ブロックで工事をしたほうが、高くできる


みなさん、参考になりましたでしょうか。

※独立基礎ブロックを使用したほうが、高さは確保できますが、
 独立基礎ブロックやフェンスの分、境界ブロックから内側に入ってきます。
 敷地を広く、有効に使えるのは、ブロックの上に立てる施工です。