スタッフのこだわり

⑥旗竿地

2017年3月6日|カテゴリー「スタッフが日々考えていること
旗竿地 も、

外構工事に余計にお金がかかってしまいます。



まず、旗竿地がどんなものかと言うと、
下図のような形をした敷地形状になります。
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ネットで調べると、
「出入口となる通路部分が狭く、その奥に家の敷地となる部分が存在する形状の土地のこと。
のぼり旗のような形をした土地のこと。」

とあります。

旗竿地は、一般的に土地代が安く設定されています。
坪単価が安いとお得に感じます。

ここで、ローンの内訳をおさらいしましょう。

ローンの内訳は、
「土地代」+「建物代」+「外構代」+「諸経費」

です。
旗竿地で、「土地代」が安くなれば、全体の金額も安くなり・・・・・・・   そうです。


しかし、外構のことも考えるとそうでもなく、一般的な外構工事より高くなりがちです。

理由は、

①車の転回スペースが必要で、そこもコンクリートなどで舗装すると金額アップです。
  (上図参照 黄色の線が車の動き、この部分も舗装が必要)
 出入り口となる「竿」の部分も舗装するとさらに金額がアップします。
 舗装しない場合、草むしりなど、メンテの負担がかかります。
 
②敷地面積に対し、隣地との境界線が長いので、
 土留のブロックやお隣りとのしきりのフェンスにお金がかかる。

③隣地に囲まれた土地になるので、プライバシーを確保しようとすると、
 目隠しタイプで、背の高いフェンスをつける必要があり、ここでも金額アップ。

④出入り口の竿の部分に、生コン車が入っていかない場合は、土間コン打ち
 を一輪車で往復する距離が長くなります。
 工事会社によっては、追加料金が発生するかもしれません。


外構工事に関しては、金額がアップする要因が以上のようになります。
他にももっとありそうですが、



旗竿地という理由で、
土地代(坪単価)は安くなります。
しかし、外構工事代は高くなりがちです。

今回は、「土地と外構」という点で、比べてみましたが、

建築工事金額、使い勝手(機能面)、その土地の利便性、なども合わせて、トータルで考えないといけません。


何がお得かは、購入する人の判断基準によります。


土地と外構工事は、密接な関係があります。

このことを土地取得の前に、検討されることをお勧めします。



何回かにわけて、『土地と外構工事』 というテーマで書いてきました。
参考になりましたでしょうか。

土地を新たに取得し、マイホームを構えようとがんばっているあなたが、
後悔しない家づくりができるよう、祈っています。


③古いブロックが高く積み上げられている土地

2017年3月5日|カテゴリー「スタッフが日々考えていること
古いブロックが高く積みあげられている土地  は、

外構工事、もしくは、建物工事の前にする「先行工事」にお金がかかってしまいます。


今の建築基準法では、
「ブロック塀の高さが1.2mを超えるものは、ブロック塀の長さ3.4m以下ごとに、
基礎及びブロック塀に接着する控え壁、または控え柱を設け、かつ、(中略)」

とあります。

つまり
建築基準法がきびしくなる以前に作られた背の高いブロック塀は

①1.2m未満の高さにするか、
②控え壁を設けるか、

しないといけません。


before
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①1.2m未満の高さにする。

このように背の高いブロックは、
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after
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上何段かをとらないといけません。



もしくは、


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②控え壁を設ける

かしないといけません。

この控え壁も後付施工だと、構造的にどうなの?と思うところもあります。




① 1.2m未満の高さにする
② 控え壁を設ける



どちらにしろ、工事金額はかかってしまいます。


「境界のブロックは背の高いものがすでにあるし、安くで土地をゲットできてラッキー」、と思っているあなた、
実は、こういう工事が余計にかかるかもしれません。

土地を売る不動産会社の人や、建築の営業マンが教えてくれたらいいのですが、
そこまでの知識があるかどうかもあやしいですし、
デメリットまで親切に教えてくれる人ばかりではないような、、、、、気がします。



②既存ブロック・フェンスがあるかないか

の逆パターンに近いですが、
既存のブロックがあっても、余計に外構工事代がかかることもあります。

土地と外構工事は密接な関係があります。
土地を買うときは、外構工事のことまで考えて、慎重に検討されることをおすすめします。



私たち夫婦は、見つけて1週間で契約してしまいましたが・・・。



⑤必要以上に広い土地

2017年3月1日|カテゴリー「スタッフが日々考えていること
必要以上に広い土地    も、

外構工事に余計にお金がかかってしまいます。



以前、こういう依頼がありました。

「草むしりが大変なんです。
庭を全てコンクリートにした場合のお見積りをしてください。」

現地調査のために、お伺いさせていただくと、

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極端に広い敷地。
(お伺いしたお客様のお家は、上の画像ではないです。ただ、こんな感じでした。)



草むしりの手が追いつかないのでしょう。草が生い茂っていました。

これだけの面積の土地を草とりするのは、それはそれは大変です。
草刈りだったとしてもそうとう時間がかかると思います。
うーーーーんーーーー。


結局こちらのお客様には、
全てコンクリート にしたときの金額と、
防草シート+砂利敷き均し にしたときの金額
の2プランご提案しました。
最終的に、ご契約にはいたりませんでした。
やはりこの面積を工事となると、相当な金額になります。
しょうがないです。かかりますよ。

目的があるならいいと思うんですよ。
将来分筆して、お子さんに土地を譲るとか、
お店を構えて、来客用駐車場にするとか、
畑を作って野菜を育て、商売を始めるとか、
(それでも、そうなるまでの維持費がかかりますが)

そういう目的がなく、
広いから、安いから、日当たりがいいから、
といった理由で土地を購入するのは危険です。
広い土地は、その土地の外構費、また、維持費がかかるということも頭に入れておかないといけません。


駐車スペースのリフォームを考えられている方へ

2017年2月23日|カテゴリー「スタッフが日々考えていること
こんにちは。

イーガーデンスタッフのヒグチです^^

このところよく雨が降りますよね(=_=;)

今お引っ越し間近の現場が有り、急ピッチで進めているんですが、

雨でなかなか工事が進まず...(;´Д`)

天気予報も最近よくあたるので、しょっちゅう天気が気になる今日このごろです。。。

無事に終わることが何よりなので、急ぎながらも、安全に進めて行きたいと思います。


*  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *


イーガーデンには駐車場拡張のお問合わせをよくいただくのですが、

先日も鳥栖市のお客様から、元々お庭だったところを駐車スペースにリフォームしたいとの

お問合わせがあり、ご自宅にお伺いさせていただきました。

現在の状況は、縦に2台分の駐車スペースがあるのですが(カーポート付)

奥様、お子様の自転車も一緒に置かれているので狭くて使いにくくなってますとのことでした。

今春4月からお子様が中学生になられ、自転車が増えるとのことで

お庭だったところを駐車スペースにして、今の自転車スペースを広くしたいとのご要望から、

使いやすく、見た目もスッキリとした駐車スペースをご提案しようと思っています。

過去にもイーガーデンではさまざまな駐車スペースのリフォームをご提案してきました。

4月から就職や転勤など、新生活が始まるにあたり、車が増えたりしますよね。

今駐車スペースのリフォームをお考えの方がいらっしゃいましたら、ぜび参考にされてみて下さい。

  ↓  ↓




④庭石や植木が多い土地

2017年2月20日|カテゴリー「スタッフが日々考えていること
庭石や植木が多い土地 は、

外構工事に余計にお金がかかってしまいます。

建て替えの場合や、
家付きの土地を購入して、新しく家を建てるケースのときによくあります。

「今ある庭木と庭石を全て撤去してください。」

和風好きな私は、「もったいない」という気持ちと、「これは大変だ」と思うことがよくあります。


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植木はまだ撤去しやすいですが、
庭石は、人力では持ち上げられないものもあるので、
重機が必要になります。


リフォーム工事の場合、
家や既存のブロックなどが邪魔して、
重機を入れることができない場合があります。

そうなると、大変でも「人力」。
人の手で作業しないといけなくなります。


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こちらは、庭木を造園屋さんに撤去してもらったものの、
造園屋さんから、
「庭石はうちではてきない」と言われ、
お問合わせがあったお客様のお庭です。

こちらも重機が敷地内に入れることができない土地でした。

そこで、道路にクレーンを止めて、クレーンで庭石を吊りながら
動かしました。
ここは、たまたま作業範囲に電線等がなかったので、
クレーンを使えたのですが、
電線などの邪魔するものがあったら、別の方法になっていたと思います。
ローンの内訳は

「土地代」+「建物代」+「外構代」+「諸経費」

と、以前話しましたが、

上のケースの場合は、「解体・撤去代」が追加されます。


①の、「土を捨てる」金額は、残らないし、目に見えないので、損した気持ちになります。 と話しましたが、
既存庭石、植木の撤去も、
工事が全て完了したときに、ないものなので、
ここに、大きなお金を払わないといけないとなると、みなさんなかなか納得いかないようです。

「そんなにかかるの?」

と「腑に落ちない」気持ちになるのもわからなくもないのですが、
ただ、解体・撤去しないと新しいものは作れないので、工事としては必要な工事となります。


そこも理解した上で、土地を購入されたほうがいいですね。

繰り返し断っておきますが、
「建て替え」や」「家付きの土地」が悪いわけではないです。

立地、交通の便、金額、などなど、土地を選ぶ基準はいろいろあります。

いろいろある基準の中に、解体・撤去費用も見落とさずにしてください。
ということを言いたいのです。

決して、「建て替え」「家付きの土地」が悪いわけではないです。


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