スタッフのこだわり

2015/7/29 タイルテラスの水勾配について、語る

2015年7月29日|カテゴリー「スタッフのこだわり
こんばんは、久留米市のお庭屋さん、e-garden(イーガーデン)の中村穂高です。

昨日、タイルテラスのことについて書きましたが、
それに絡めて、タイルテラスに水勾配について書こうかと思います。

以前、


なる書き込みをしましたが、

今日はそのタイルテラス版


タイルテラスをリビング前に大きく取りました。
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境界のブロックまでめいいっぱい広げました。

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一見、フラットに見えるタイルテラスですが・・・、

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2段目が斜めになっているのがわかりますか?
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こうしたら、わかるでしょうか。

雨が建物の基礎の中に入っていかないよう、
「基本」、水が建物から離れていくように
勾配をつけます。
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建物側は、2段目の立ち上がり高さが、約18cm。
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ブロック側は、2段目の立ち上がり高さが、約11cm。

約4.5mの長さで、7cm下がることになります。
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ブロック側に流れてきた水は・・・・、
ブロック際に溝が作ってあるのが、わかりますか?

流れてきた水は、この溝を通って、タイルテラスの外に排出されます。
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こちら側は、水が浅いのですが、反対側は、
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こんなふうに5cmほどの深さになっています。


つまり、

このタイルテラスの上では、

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こんなふうに、水が流れていきます。

一見、フラットに見えるタイルテラス。

実は、水がたまらないよう、水をしっかりと排出するよう
考えて施工しています。



この業界では常識ですが、みなさん知っていました?

2015/7/28 タイルテラスのプランを考え中

2015年7月28日|カテゴリー「スタッフが日々考えていること
こんばんは、久留米市のお庭屋さん、e-garden(イーガーデン)の中村穂高です。

タイルテラスのご要望をよくお聞きします。
私たちのところでもけっこうな割合で工事させていただいています。

お子様の遊び場になったり、洗濯物を干したり、アフタヌーンティーをしたり、
今の季節だったら、お子様をプールで遊ばせたり、
用途はいろいろありますからね。






今打ち合わせを進めているお客様のところでもタイルテラスを計画しています。

あまりパターン化しないよう、そしてオシャレになるよう、デザインや形状をいろいろ考えます。
大きさ、使い勝手、金額、色の貼り分けパターン、
まわりの植木の位置関係まで含めて総合的に考えていきます。


四角で、使う色も一色なら頭を悩ますこともないんでしょうけど、
ああでもない、こうでもない、といろいろ考えるのが楽しいんですよね。

そのパズルのようなタイルテラスがバシッと決まったときには嬉しいですしね。


今夜もコレだ!というのができたので帰るとします。

ちなみにむかーーーーーし、
タイルの色の貼り分けパターンについてブログに書きこんだことがあるので、
興味ある方はどうぞ

2015/7/24 ライティング写真撮影は難しい  久留米市K様邸にて

2015年7月24日|カテゴリー「エクステリア工事現場紹介
こんばんは、久留米市のお庭屋さん、e-garden(イーガーデン)の中村穂高です。

梅雨は明けました?まだですか?もう明けてもいいんじゃないですか?

まだ九州北部地域では梅雨明け宣言はしていませんが、梅雨の晴れ間を狙って、
ライティングの写真撮影をしてきました。
現場は、5、6月に工事をさせていただきました、久留米市のK様邸です。




去年の夏のボーナスで買った、一眼レフカメラを駆使して写真撮影に臨みました。
夜の写真はまだ慣れていなく、
ISOの数値とシャッタースピードを調整しながらの撮影でした。
これがまた難しいんだな。

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写真の撮り始めは夜7時くらい。
この時間帯はまだまだ空が明るいです。
シャッタースピードを長くして、ISO感度を下げます。

まわりの明るさをほどほどに抑え、
照明の明かりをシンボリックに光らせるのが難しい。

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何度も何度も・・・

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アングル変えたり、被写体を変えたり、


缶コーヒーでも飲みながらのんびりやろうかな、と思っていたのに、
そんなヒマまったくなかったです。

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パーゴラの足元に作った、植え込み&ベンチ。
植え込みの中にポール灯を入れています。
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鳥かごをモチーフにしたポーチ灯。
K様邸のお庭にとてもマッチした照明です。

造形的にも美しいので、明るいときはオブジェとしても使えます。

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その鳥かごからもれる光を撮影してみました。

ボケてて・・・・・、
見て「うわああ」ってなるものではないですね。

どうもカメラマンの腕がいけないみたいです。



写真撮影とは別に、
このライティングされたお庭の空間というものはとてもステキでした。
オレンジ色のあたたかい光で照らされた空間は、
一人で物思いに耽るには、ちょうどいい空間です。
落ち着きます。


今の季節はちょっと暑いですけどね。

今までライティングに提案は積極的にしてなかったのですが、
実際にこの空間の中に入ってみると・・・、いい。


この心地よさ?をもっと伝えていけたらいいな。
まずは、その心地よさを表現するためのカメラの技術をあげるべきでしょうか・・・・。

2015/7/8 エクステリアの予算

2015年7月8日|カテゴリー「スタッフが日々考えていること
こんばんは、久留米市のお庭屋さん、e-garden(イーガーデン)の中村穂高です。

ちょっと前に、

という書き込みをしたことがあるのですが、

エクステリア業界の中で、権威あるチョー有名人の『古橋宜昌』先生が同じようなことを書いていましたので、ご紹介します。
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エクステリアの予算の目安をどう考えるか

私は、お客様からエクステリアの適正予算についてご質問を受けた場合、
まず「建物を身体とすると、エクステリアは洋服のようなものです。」ということからお話します。
せっかく立派な建物を建てられたのに、エクステリアが貧弱ですと建物もみすぼらしく見えてしまいます。
(中略)
つまりエクステリアの予算は建築のグレードに合わせて考える方が自然なのです。


この文章の参照図がこちら
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紳士なおじさまと若い少年の絵です。
それぞれに似合う洋服があり、古橋先生は建物とエクステリアの関係に見立てています。


エクステリアは建物のグレードに合わせる

これが、先生の考えるエクステリアのルールというか、セオリーですね。

そして、ご予算については、
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「建築費の10%程度は最低でもエクステリアのために確保していただきたいと思います。」

とズバッと書いています。


私たちのお客様でも、
「家のほうにお金を使ってしまって、外構にかけられる予算が◯◯円しかないんですよ。」

という、声をよく聞きます。

限られたご予算の中ででも、お客様のご要望を満たすのが、エクステリアのプロとしての提案の仕方でしょうけれど、
それでも、それでも限界があります。

せっかくいい建物を建てられた、その建物をさらによく見せたい。
と考えていらっしゃるのであれば、
古橋先生の言うとおり、建築費の10%、をエクステリア、外構のご予算に確保していただけると、
建物とバランスのとれた外構になります。

参考になりましたでしょうか。

2015/6/17 施工コンクールのシーズン到来!

2015年6月17日|カテゴリー「スタッフのこだわり
こんばんは、久留米市のお庭屋さん、e-garden(イーガーデン)の中村穂高です。

どういうわけか、6月7月の時期は、エクステリア部材メーカーさんの施工コンクールが集中しています。
業界の1年のスケジュールの中で、この時期がいいんでしょうね。
よくわかりませんが・・・。

今月の、ExisLandさん、ユニソンさんを皮切りに各メーカーさんの施工コンクールの応募締め切りが順次きます。


締め切りが近いのもあるので、今日はこの1年、工事させていただいたお客様の施工写真を見てみました。


新築外構、リフォーム外構、リガーデンなど施工場所もさまざま、
思い返すといろいろな工事をしているなあ。と感慨深くなります。

お客様のご要望、趣向やご予算、周辺環境や建物との取り合い、いろいろな条件がありますが、
どんな物件であろうと全力で提案させていただいたのは、物件の大小に変わりはありません。


ただ思い返すと、反省すべき点や、もう少しこんな工夫をしておけばよかったと思う現場もそれなりにあります。


特に植栽に関してはそれが顕著ですね。

植物の管理のことを敬遠されるお客様に、

植栽のある生活や、メリットをきちんと伝えることができていれば・・・・、
もっと緑の多い、明るい素敵な外構、ガーデン、ができたはずなのに。

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こんなふうに・・・・、


施工コンクールのために、工事をするわけではないのですが、

お庭の力緑の力をわかっていただけるよう、提案を続けていきます。

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